いまや国内に数十もあるといわれる転職サイト。サイトの規模やコンセプトによって、使い方や取り扱っている求人案件の種類などはさまざまです。数が多すぎて、「いったいどれに登録すればいいの?」と悩んでしまうかもしれません。転職サイトの効果的な選び方を考えてみましょう。

総合系の転職サイトを選ぶ

転職を思い立ったとき、まず多くの人はリクナビNEXTやマイナビ転職などの総合系の転職サイトへの登録を考えると思います。この選択は間違いではありません。業界や職種に特化せずにたくさんの求人情報に触れることで、転職時の視野が広まります。また、そうしたサイトは多くの転職者が登録しているので、自分の市場価値もわかります。

したがって、初めて転職サイトを利用する人は、まずは総合型の転職サイトに登録してみてください。総合型サイトにもいろいろな種類がありますが、気になったもの2~3つに登録してみましょう。あとから述べますが、転職サイトは複数に同時登録して使ったほうが何かとお得です。

志望先の業界で選ぶ

明確に「この業界への転職を考えている」という人は、総合型の転職サイトに加えて、業界特化型の転職サイトも利用するのがよいでしょう。現在ではIT・Webやゲーム、医療、建築、飲食まで、さまざまな業界特化型の転職サイトがあります。ネットで「○○(業界名) 専門 転職サイト」などと検索すると、目当てのサイトを見つけやすいでしょう。

ただし、こうした業界特化型の転職サイトは、比較的規模の小さな会社が運営していることもしばしば。中にはサイトの運営がうまくいっていなかったり、求人数が少なかったりするサイトもあります。そうしたサイトを見分けるには、登録している会員数をチェックしてみましょう。優良求人が集まるサイトほど多くの人が利用しており、多くの人が利用すれば、それだけ優良求人が集まりやすくなります。

自分の年齢で選ぶ

自分の年齢で転職サイトを考えるのも大事な視点です。例えば以下のような特徴があるサイトは、で求められている年齢にある程度の偏りがあります。

「大手企業の管理職やリーダー職を募集する求人」が多い
→30代後半~50代前半のベテラン人材を採用したい企業が集まっている

「中小企業」「未経験OKや第二新卒OKの求人」が多い
→20~30代の若手層を採用したい企業が集まっている

具体的には、ビズリーチや日経キャリアネットなどは、比較的、管理職やリーダー職の求人が多く、未経験の若手にはハードルが高い転職サイトになっています。逆に、はたらいくやジョブセンスリンクは、未経験OKをうたう企業が多く、若者向けの転職サイトと言うことができるでしょう。

転職サイトは2つ~5つを同時に使う

現在日本には150万社以上の株式会社があると言われています。一方、業界最大手のリクナビNEXTに掲載されている求人の数はおよそ4000~5000件程度ですから、100分の1にもなりません。リクナビNEXTだけでは会社情報を網羅することができないことが分かるでしょう。また、「あるサイトには求人が掲載されていて、別のサイトには掲載されていない」ということはよくある話です。

ですので、転職の際には複数の転職サイトに登録することをお勧めします。さまざまな求人情報に目を通すことでキャリア形成の視野も広がり、企業の比較検討もしやすくなります。また、いくつかのサイトを同時に使うことで、「もう応募できる企業がない!」という弾切れ状態も避けられるでしょう。

もちろん、たくさん登録すればいいというものでもありません。目安として2つ~5つ程度にしておくのが無難です。「総合型サイト2つと業界特化型サイト2つ」など、サイトの特徴がかぶらないようにしておくとよいでしょう。

転職サイト選びの注意点

ビズリーチなどごく一部を除き、転職サイトの登録・利用は基本的に無料です。つまり登録しておいても実質的に損になることはありません(もちろん登録の手間などはかかりますが)。そのため、気になるサイトが見つかったら“とりあえず登録”のスタンスでもいいでしょう。

ただし、登録したからといって必ず使わなければいけないわけではありません。「登録したのに新しい求人情報が更新されない」「自分にマッチするほとんど求人がない」という場合は、早めに見切りをつけて、別の転職サイトに登録するのが吉です。